あなたは、「ふるさと納税」をしていますか?ふるさと納税は、納税した自治体(日本の各市町村)からの返礼品が魅力であり、返礼品によっては、家計が大助かりなものもあります。是非活用しましょう。
今回(ふるさと納税の概要、分析)と次回(実際の手続きの概要、注意点)の2回に分けて投稿します。
1 「ふるさと納税」とは?
端的に言うと、「自分の住んでいる町以外に住民税を納税します」という制度です。
通常、住民税は、自分の住んでいる市町村に納税をし、その市町村の財源として使われ、住んでいる方のためのインフラ整備等で使われます。
ふるさと納税により、ほかの市町村に住民税を納税することによって、もちろん自分の住んでいる町の財源が減ります。それにより自分自身が町から得られる予定だった納税の見返り(インフラ整備による住みやすさの向上など)に対し、ふるさと納税をした町から返礼品(見返り)をいただこうというシステムです。
「ふるさと納税というからには、自分のふるさとしか納税できない」というわけではありません。ふるさと納税を受け入れる自治体ならどこでもできます。
2 「ふるさと納税」の利点について私の考え
「返戻品による家計の節約効果」が期待できます。
我が家は、ふるさと納税で食事に必要な米を返礼品とする自治体にふるさと納税をしています。「ふるさと納税の返礼品の評価額は、寄付金額の30%程度」という目安があるため、1万円のふるさと納税で10Kgの米を返礼品とする自治体が多いです。後述する、控除上限額分全てを米に当てると、うちの場合は、60Kg程度の米をふるさと納税で調達することができます。また、”返礼品”なだけあって、おいしいお米がいただけます。
その他、返礼品自体が自治体の名産品で工夫を凝らしたものが多いため、豪華な返礼品を選ぶ方も多いです。その分、寄付額も必要ですが。
3 「ふるさと納税」の不利点について私の考え
① 負担金2,000円が掛かる。
ふるさと納税の手続き費用で、利用者には2,000円の費用が掛かりますが、控除限度額を目いっぱい利用すると相殺されます。控除限度額を踏まえたふるさと納税については次回に解説します。
② ふるさと納税を利用した申告をしないと住民税の控除は受けれない
申告をしないと、住民税の控除を受けれません。ふるさと納税のシステムは、例えば令和2年中に5万円分のふるさと納税をしたことを、確定申告(年末調整では申告できません!)または、ワンストップ制度で申告をする必要があります。確定申告での申告は寄付金控除という枠組みです。ワンストップ制度は、「その年のあなたのふるさと納税した自治体が5つ以下であれば、ワンストップ制度でふるさと納税することにより確定申告をする必要がありませんよ。」という制度で、ふるさと納税の手続きの時に「ワンストップ制度を利用する」を選択すると使用されます。
やはり申告を忘れる方、要領をわかっていない方がいらっしゃいます。邪推ですが、国もこれ(申告漏れ)を狙っているのではないか・・・。
今回の記事では、ふるさと納税の概要について記述しました。次回は私の経験も踏まえた実際のやり方の概要と注意点について記事を出したいと思います。
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[…] ”納税”という言葉が付くと、「なんで余計に税金を払わなければいけないんだ!!」って思いますが、制度を理解したら基本的にノーリスクのとてもお得な制度だとわかりますよ。特に難しくもないです。(過去に書いた私のこちらの記事をご確認ください→第1回「ふるさと納税」のススメ、第2回ふるさと納税のススメ) […]