皆さんは「資格」と聞いて何が思い浮かびますか?今回の投稿では、私が実際に取得してみて仕事以外でも役に立っていると感じている3つの資格について紹介し、取得をおススメします。その3つとは、日商簿記、ファイナンシャルプランナー、投資診断士の3つです。今回の投稿では、日商簿記についてお話します。
1 日商簿記
日商簿記検定は日本商工会議所が行う簿記検定です。参照 日商簿記検定HP
そもそも「簿記」とは、「帳簿記録」の真ん中2文字をとったもので、イメージ的には「お金の流れを記録した簿冊の作り方」みたいな感じでしょうか。
私がなぜ、日商簿記検定をおススメするのかというと、一言でいえば「自分のお金の流れがわかり、効率的に使えるようになるから」です。簿記を勉強することで、①個人レベルの資産管理に活用できる②企業レベルの財政状態の把握できる、ようになります。
まず「①個人レベルの資産管理に活用できる」ですが、簿記をすることの最終的なアウトプットは、財務諸表と呼ばれる貸借対照表や損益計算書等を作成することなのですが、これらは、1年間にいくら儲けが出て(損益計算書)、それを複数年に渡りどれだけストックしてるか(貸借対照表)を表すことができます。損益計算書には1年間の利益がわかりますし、貸借対照表では、現在の自分の資産・負債・純資産(資産から負債を引いたもの)がわかります。
「わかったからなんだ?」というところですが、自分の資産を整理することで、自分が死んだらいくら残るかわかりますし、現金の資産として今現在いくらあるのか整理できます。これが、今、必要な保険であったり、いくら資産運用に回せるのか、など状況判断につながります。
ちなみに私は毎月月末、家族としての貸借対照表を簡易的にですが作成し、資産の状況を常に把握しています。それにより、金銭面の今後の見通しを立てることができています。
日商簿記3級を取得するだけでも、財務諸表の見方・作り方は勉強することができます。一見、個人レベルでは必要なさそうなものですが、簿記を勉強することで、資産の管理についてグッとレベルがあがります。難易度的にも大して難しくありませんのでおススメです。
②企業レベルの財政状態の把握は、もはや、簿記で食っていくくらいのレベルです。会社の財務諸表が見れれば、危ない会社か否か客観的に判定することもできます。それができれば、株式投資にも生かすことができますよね?ただ、このレベルになるまでは結構勉強が必要です。ちなみに日商簿記2級は、資格取得おススメランキングの上位常連です。就職・再就職にも大変有利な資格と言えます。