【子育ての悩み】がまんする力をどうやったらつけたらよいか【メンターの教え】

メンターからの教え

私たち夫婦は、子育てに関して、佐々木正美先生のご助言を参考にしています。

子育ては、悩みがつきものです。子供のためを思って言っていることが、実は子供からしたら嫌なことだったり。自分は子供と良好な関係を築けていると思っていても実はそうではなかったり・・・。そういう現実に思い悩んだり・・・。子育て世代の皆さんの悩みは尽きることがありません。

当ブログでは、自分自身への子育てに関するインプット・アウトプットを兼ねて、佐々木正美先生の助言について紹介していきます。子育てに関する悩みを共有して、解決の糸口をつかみましょう。

参考:佐々木正美先生の助言はアドラー心理学と共通している部分が多くあると感じています。私自身は、アドラー心理学を知った後に、佐々木正美先生の著書をいくつか読んだのですが、「叱らない」「暴力行為NG」「個人としての子供の人格尊重」など共通項を発見できました。

子育ての悩みを追体験

さて、”子育ての歴史”は生命の歴史です。だいぶ大きな話ですが、今、あなたが生きているということは、子育てを受けてきたという証明以外のなにものでもありません。あかちゃんはオギャーと産まれたら、いっさい何もできないのですから、誰かから育ててもらわないといけません。当たり前のことですが。

故に、子育ての歴史は長く、育てに関する悩みも大体ほとんど出尽くしているのではないでしょうか。加えて、現在の情報化社会、すごく簡単に情報共有ができます。あなたの抱えている悩みは、すでに過去の誰かが体験し解決したものかもしれませんよ。

しかし、ここで誤解してはいけないのは、その悩みの解決方法が自分・家族にとって最適なものではないということです。助言を受けいれるのは重要ですが、他人の経験をしっかりと自分の状況に”あてはめる”ことができるかが重要です。この”あてはめ”は、自分の経済力、キャパシティー、人間関係等々でやれることが変わってきます。似た悩みであってもその解決方法は、私にはできないということが多いにありますが、「こうやったらできる」「ここを除けばできる」など部分的に取り入れることも検討してみましょう。

がまんする力をどうやったらつけたらよいか

子供達は、自分の欲にとても素直です。「おなかがすいた」「あれがたべたい」「これがほしい」「だっこしてほしい」「やりたくない」・・・・。このような、とても素直な自分の欲求を親が聞くと、「かわいいな。」と思う反面、「我慢しなさい!」と思ってしまうこともしばしばあると思います。あまりにしつこいと、強い口調で「我慢しなさい!!」と言ってしまうこともあると思います。

また、自分の要求が通らない子供が、泣いて騒いで自分の要求を通そうとする場面が多くあります。それに対して、「周りに迷惑をかけるくらいなら・・・。」と、親が折れてしまうことも。このような時、特に「子供を甘えさせて、将来、わがままな子供にならないだろうか。」と少し不安にもなります。

佐々木正美先生の助言

〇「我慢をさせる」には、日ごろの子供の希望を叶えているかが重要

〇わがままを家(親の前)で言っているうちは大丈夫。家では「問題ない」、外(幼稚園等)で「わがまま」は要注意

1点目の『「我慢をさせる」には、日ごろの子供の希望を叶えているかが重要』という点では、例えば、「ほんの些細なわがままさえも、甘えさせるからダメということではない。」ということを佐々木先生は強調します。更に具体的な事例どいうと、「おなかがへった」という駄々をこねる子供に、「甘やかせることになるから、何もあげない。」という態度はかえって悪影響であり、そのようなだだをこねる子供には、そっと飴玉を口に入れてあげて、「今はこれで我慢しようね。」とやってあげる。そうすると、心も満たされ、空腹も満たされて、親も子供も幸せな気持ちになると言います。

これでは、「我慢つよさ」は身につかないのでは?と思われるかたもいると思いますが、そもそも、子供が身に着けておくべき我慢つよさって何でしょうか、どの程度のものなのでしょうか。飴玉1個食べさせることも許さないことなのでしょうか。大人は、お腹がすいててもご飯まで何も食べないですか?あなたの子供に求める我慢つよさは、度を越えていないか自問してみましょう。

2点目の『わがままを家(親の前)で言っているうちは大丈夫。家では「問題ない」、外(幼稚園等)で「わがまま」は要注意』という点は、外でいい子ということは、面前で自分の感情をコントロールすることができる能力があり、家では親を信頼しているため、自分の要求に素直であるから問題ないということです。逆に、家では何もわがままを言わず、外では手がかかるということは要注意で、そのような子供は、親が怖いから家ではおとなしいけれど、親の目が届かないと悪さをするようなケースが多いと言います。そのようなケースに陥ると、将来的に非行に走ってしまう傾向が多いとも言います。なので「園ではとてもいい子ですよ。」と先生に言われて、親が「本当ですか?家ではものすごくわがままなんですよ!」と驚くくらいがちょうどよいと佐々木先生は言います。

自分へのあてはめ

子供に対して、自分の人生の様々な教訓から、「こうあってもらいたい」「今のうちに苦境に負けない我慢強さを持ってもらいたい」と期待をかけすぎる傾向があるのは間違いありません。子供が望んでもいないのに、「お稽古や塾通いが将来の子供のためになる!」と無理強いしたりしてしまうことも、自分の期待する「我慢強さ」を身に着けさせるための意志の表れとしての行動の一端なのかもしれません。幸い、私たち夫婦は、そこまで過度に子供に期待をしない=子供自身のやりたいことをさせる・子供自身の人生のレールを歩ませることに着意しています。いくら、子供と言えど、彼・彼女たちの人生は自身のものであり、親が敷いたレールを歩かせると親がいなくなったら歩けなくなってしまいますから。

うちの子も、わがままを言いますし、外で泣いて要求を通そうとすることもあります。そのような時の対応は、自分も疲れますし、子供も疲れます。お互いにWIN‐WINになるためには、「かなえられる範囲で子供の要求を通す」ことが必要になります。そしてそのためには、子供との対話が必要です。しかし、泣いてひたすら「これがほしい!」の一点張りの子供とは対話もできず、負の連鎖が・・・。こうならないためにも、我慢しなくても良いところでは対話により子供の要求を聞くという心がけが必要と感じます。

なかなか実践は難しいですが、自分達の子育てにフィードバックしていきたいと思います。

【あなたの育児の悩み解決の参考に】

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