関連:保険について私の考え
先日、「保険について私の考え」を投稿しましたが、この考えに至るまで、ある程度勉強が必要でした。また、この考えに至る以前は、自分にとって最適とは言えない保険に入っていましたので、自分の失敗をここで共有し、皆さんも同じ失敗をしないようにしていただきたいと思います。全般的には、「知識の無さや自分のライフプランの未確定から余計な保険を契約し保険貧乏の状態に陥っていた」というところでしょうか。
1 知識の無さに付け入ってくる保険のセールス
知識の無い、防大の学生時代から保険の勉強をする前、保険のセールスの方から保険の紹介で契約に至ることが多くありました。自分の経験で、思い返せば一番ひどかったというセールスの方は、防大1年生の時にこういう勧誘のされ方です。「部屋長が入ってるんだから、入りなよ!」。今、思い返せば最低ですよね。自分のライフプランや環境や状況も全く無視で、自分が信頼している人の名前を借りて契約を取ろうとする・・・。そして無知な自分は「あの人が入っているいるなら入ってもいいか。」と入ってしまう。知識の無いことは恐ろしいことです。
結婚して保険の見直しをしようと思い、駐屯地に常駐している保険のセールスの方に見積をお願いしました。私は、そのセールスの方に、自分(家族)の要望を伝え、他社の商品との違い等も話をされ、商品の特性も理解し、今までより保険料金を総合的に安くしたものを契約しました。この時、ライフプランは固まっていましたが、知識の無い状態でした。結局、今、起こせば、最強の保険である”社会保険”に関する知識も、相手からの社会保険を勘案した提案もなく、十分すぎる手厚い保険に入ってしまいました。手厚い保険に入ることそれ自体は良いのかもしれませんが、その時入っていた保険は、定期保険と呼ばれる掛け捨ての保険したし、年齢とともに保険料が上がっていくものでした。それに保険料を支払うくらいなら、自分で運用して資産を増やそうという思いに至る、知識が身につくのは、また先の話。また、恥ずかしながら、高額医療費制度のことも知りませんでしたし、医療費控除も知りませんでした。長期の入院をしても、公務員なら解雇されることもありません。病気休暇を取得しても、1年間は給与の8割は支給されます。医療保険に入ってなくても対処できますね・・・。あと、保険で「儲けよう」と考えてはだめですよ。それはギャンブルの域に入ってきます。
保険のセールスも、保険を売ることを飯のタネにしています。契約に不利になることは言ってきません。私は、FP3級の取得を通して、ある程度学んで保険を見直した際、保険の契約解除にあたり、「高額医療費制度もありますし、、、」という話をしたら、当時の担当者からしつこい継続のお願いも完全にシャットダウンできました。保険の契約にあたっては、「社会保険を考慮するとどうか」ということも担当者に訪ねてみると良いと思います。私の考えでは、「社会保険を考慮すると、個人で加入する生命保険・医療保険は必要ありません」が答えです。
2 貯蓄性の保険には注意
終身生命保険や個人年金で、「積立額を投資信託等で運用して帰ってきますよ!」というものがあります。30年以上積立てると、元本の2倍以上で帰ってくるというものです。聞こえは大変良いのですが、私はおススメしません。このタイプの保険に加入するなら、iDecoか積立NISAで自分で運用した方がリターンが大きいからです。iDeco、積立NISAも満額で積立て、更に余るようなら、契約しても良いかもしれません。というのも、保険料としての支払いは、保険会社への手数料として半端なく持っていかれます。それが、もったいないのです。結局、保険会社も投資信託で買っているものはほとんど同じなのに、保険会社を通すことで、かなりの手数料を支払うことになりますから、おススメしません。私なら、自分で増やします。ただし、生命保険にも、国のテコ入れがありますので紹介すると、①年末調整でおなじみの生命保険控除、②生命保険の死亡給付金を相続する時、「500万円×法定相続人数」の金額が非課税になる、の2点くらいでしょうか。詳しい解説はググってみてください。
3 まとめ
大きく注意点は2点お話しました。結局は、やはり最低限の知識がないと、食いものにされて損をするというところです。知識がない分、専門家に高い手数料を支払うはめになるというところです。私も、知識のない18歳から30代前半までは食いものにされる側でした。ただ、保険とかは、少し勉強すればある程度戦えますよ。上記の私の教訓事項をぜひご参考に!