【スギ花粉に悩む方へ】免疫療法で根本治療という投資③

スギ花粉

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舌下免疫療法を再開させるべく通院を開始

先日の通院で、血液検査に出していた結果が出たました。結果はこちら↓

アレルゲン血液検査

6種目について、アレルギー検査を行った結果です。0~6までの7段階の評価で、「0」が陰性(アレルギーなし)、「1」が擬陽性(アレルギーあるかも)、「2以上」が陽性(アレルギーあり)とのことでした。

私は、やはりスギに対するアレルギーが強く出ています。また、スギのすぐあとにピークがくるヒノキのアレルギーの反応もありました。前回の検査では、ヒノキのことはそこまで記憶になかったため、少しショック。また、イネ科のカモガヤなるものに対するアレルギーも陽性でした。

ヤケヒョウヒダニはハウスダストの原因の一つのようです。

【 参考 】

ハウスダストについて

家庭内のほこりの中に含まれるダニは、30種類ほどあるといわれますが、アレルギーを起こすダニは、ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニという種類です。古くなってはがれおちるヒトの垢やフケ(表皮・ヒョウヒ)を食べて生きることから、このような名前がついています。アレルギーの原因としてもっとも重要なものはハウスダストです。ハウスダストは、ダニ、ペットのフケ、ゴキブリ、ガ、真菌などの混合物に対する抗体価を見ています。

最近の私たちの住まいは密閉性の高い一戸建てやマンションが多くなりました。さらにエアコンが普及し、ヒトにとって過ごしやすい室内の環境はヒョウヒダニにとっても住みやすい環境となり、近年、ダニアレルギーが増加している原因の一つといわれています。ダニアレルギーは小児の喘息やアレルギー性鼻炎のほとんどを占めています。アトピー性皮膚炎においてもダニアレルギーは重要な原因の一つです。

室内でいろいろなダニ対策を行うことによって、アレルゲンを減らすことができます。掃除機は念入りに行うこと、布団干し、干した後の布団への掃除機がけ、布製ソファー、カーペット、カーテンへの対応が重要です。(出典:はなだこどもクリニックHP、ダニアレルギーとハウスダスト2020.3.14より)

血液検査が終わり、次の段階は?

血液検査により、スギに対するアレルギーがあることが判定されました。いよいよ舌下免疫療法を再開です!と行きたいところですが、投薬・治療の開始は、スギ花粉の飛散が終わってからの開始となります。私もこのことについては、以前の治療でも説明されていたので承知していましたが、「”再開”なのですぐに開始できるだろう」と思っていただけにショック。

スギ花粉の飛散の状況は地域によって差がありますが、おそらく、今年から始めるなら、5月~6月以降の投薬開始になるかと思います。

投薬の開始は少しずつアレルゲン摂取量を増やしていく

投薬開始の通院時、1回目は病院で薬を飲んだのち、30分間の経過観察が必要です。そして、通常の量より少なめのアレルゲン摂取量の薬が1週間分処方され、摂取します。そして開始から1週間して経過観察の通院をして、それ以降は1カ月ごとの経過観察と薬の処方のための通院となります。やはり、始めるのが少し面倒な気がします。

1回目 問診、舌下免疫療法を希望する旨伝達、血液採取

2回目 血液検査結果受け

3回目 1回目の服用、30分の院内観察、1週間分の薬を処方

4回目 1週間の服用経過観察、1カ月分の薬を処方

5回目以降 1カ月ごとの経過観察・1カ月分の薬の処方

2回目と3回目は、治療が開始できる5月~6月以降に通院したら一緒にできそうですね。また、血液検査の結果も病院によっては、翌日にはわかるところもあるそうです。5回目以降は、3年間以上の継続が必要なため、最低36回以上の通院が必要ですね(笑)合計すると、この治療で40回以上の通院が必要になるため、家の近くの耳鼻科で通わないととても大変です。

スギ花粉に悩むあなたの治療を始めるきっかけになれば幸いです。

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