”賃貸”VS”持ち家”について私の考え

家

3月ももうすぐ終わり。この時期は、様々な変化の季節ですね。我が家も、この月末~月初で、アパートから借家へ引っ越すことにしました。ちょうどよい機会なので、以前の記事を少しリライトしたいと思います。

 

人生の節目において、迷うことがあると思います。「家を買うか、賃貸でいくか・・・。」あなたはどちらでしょうか。ご参考までに、私の考えを提供いたします。結論から言うと、私は”賃貸”派です。

1 人生の節目で発生する悩み

おそらく、「家を買うか、賃貸でいくか・・・。」という悩みに突き当たるのは、家庭環境の変化によるものと推測されます。

・ 結婚して子供ができた。

・ 今後、仕事の関係や両親との関係で、一定の場所に定住する。

・ 単身赴任生活になって、家族は今住んでいる場所に残る。

自衛官としての私の経験で、意外に多いのが3つ目『「単身赴任生活になって、家族は今住んでいる場所に残る。」から、地元に家を建てよう。地元に家を建てていれば、また異動の時に考慮してくれて元の部隊に戻ってこれる。』という人が多かった気がします。

2 ”賃貸”VS”持ち家”の比較

基本的には、賃貸の利点は持ち家の欠点であり、賃貸の欠点は持ち家の利点です。例えば、

・ 賃貸は、毎月の賃料がかかるので費用が永年必要(賃貸の欠点)、持ち家は払い込んだら終わり(持ち家の利点)

・ 賃貸は、いざとなったら転居することもでき柔軟性がある(賃貸の利点)、持ち家は一度立ててしまうと引越等は困難(持ち家の欠点)

という具合でしょうか。ただ私自身も転職を機に、今住んでいる地域に定住すると決めた時、もともと賃貸一筋でしたが、「持ち家もありなんじゃないか。」と迷いました。そして、様々な考察の結果、「一般的な上記の賃貸・持ち家の利点・欠点は、実は特に大差ないのではないか。」という結論に至りました。

例えば、費用の面ですが、一般的には上記の例にあげた通り、「賃貸は永年の費用拠出であり、持ち家は払い込みが終わればよい。」というものがありますが、持ち家だって、劣化により修繕が発生します。おそらく、30年以上住むことを想定していて、気持ちよく家を使いたいと考えていれば、かなりの額の修繕をほどこしながら使用していくこととなるのではないでしょうか。また、私の聞いた話で、新居を立ててすぐに、子供の安全と防犯のために新居の周りに柵を付けたら、それだけで150万かかったという話を聞きました。その方はおそらく「建ててしまった以上は必要経費だ。」と考え、ポンとそれだけの金額をさらにローンに上乗せする形で支払うことを決めたのではないかと思います。持ち家も建てて終わりではない以上、永年的に費用がかかるのです。

特に大差ないが故に、この”賃貸”VS”持ち家”論争には終わりがないのです。多くの人や不動産に係る利害関係者が、それぞれ「持ち家の利点」「賃貸の利点」を強調あるいは誇張して「こっちがいいよ!」と言うのです。比較するに決定的なものがないため、そのようになります。そうなった時、自分で比較の要因を作るしかないのです。

3 では、何で比較するのか?

ズバリ、私の”賃貸”VS”持ち家”を比較して決めるための要因は、「ドリーム」です。

「自分が夢に描いたこんな家がほしい!!」そう思えば、持ち家を建てた方がよろしいでしょう。逆に、そのような確固たる夢・希望がなければ、賃貸の方がよろしいかと思います。例え、単身赴任になったとしても、ダブル賃貸で良いじゃないですか。

4 私が”賃貸”一択の理由詳細

ご参考までに。

① 持ち家の「ドリーム」が無い!!正直、きれいで住めればどこでも良い!!←決定的

② 費用面①:持ち家は結局、修繕費で費用が掛かる。「せっかく建てた」の気持ちが修繕費投入にブレーキを掛けれない。結果的に、賃貸より費用がかかると推測する。

③ 費用面②:持ち家は所有権が自分にあるため、持ち家にかかる権利・義務は自分に帰属する。賃貸は、所有権はオーナーに帰属するため、勝手に内装を還れない一方、必要な修繕の義務はオーナーが行うため自分の故意・過失によるもの以外はオーナーが負担する。

④ 柔軟性:賃貸は、転居しやすい。

以上の4点から私は”賃貸”一択なのです。1点目が決定的なのですが、4点目の柔軟性について補足します。現在、私一家(私・妻・子二人)は2LDKの賃貸です。子供も大きくなり手狭になるため、近々、3LDKの借家に引っ越します。そこに、子供が独立するまで定住する予定です。その後、夫婦だけになったらまた2LDKくらいの賃貸に引っ越します。その後は、賃貸が古くなったり、新しい機能が魅力的な賃貸があれば引っ越しますし、魅力的な土地柄のところに引っ越すかな、って感じです。でも、子供が独立して家から出たら、子育てという責任から解放された環境で新たなドリームが生まれるかもしれません。その時は、そのドリームを実現するに最適な戸建てを建てるのかもしれません。生100年時代、自分が50歳で子供が独立したとしても、残り50年もあります。それを考えると、子供の独立後の夫婦だけ住むような小さな戸建ても十分にありなのではないかと思います。ただし、一般的には60歳以降は収入が落ちてくるため、ローンの支払い等、しっかり計画する必要がありますし、そもそも年齢的なものから住宅ローンが組めない可能性もあるため、買おうと思ったら、現金資金の準備が必要でしょうね。

また、よく持ち家であるのが、子供の独立後、両親しか住んでいなくてガラガラになっている家を見ます。そもなると、使わない部分は手入れがいき届かなくなり、より一層傷みを加速→修繕費投入の流れが加速し、持ち家の利点としてた費用面が錯覚であったと認識されるのではないでしょうか。

5 終わりに

  今回の記事で”賃貸”VS”持ち家”の私なりの考えを述べさせていただきました。検討するにあったては、自分と家族のライフプランを練ってから賃貸・持ち家の比較をされると良いと思います。

あなたの参考になれば幸いです。

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