自衛官として培ってきた様々なスキルの内、今回はじみに役立っているものを4つ紹介します。どれも、自衛官あるいは学生としてすぐに身に着けるものであり、やはり、教育の大切さを今さらながら再認識しています。
1 脱落防止
自衛官にとってはおなじみの”脱落防止”
陸上自衛隊が世界でもっとも黒ビニールテープを使っているとか、いないとか。脱落防止も奥が深く、様々な手段を使っており、スタンダードなのは、黒ビニテ・ねじりっこ・紐・カラビナでしょうか。
そして、転職後の今現在、もっとも役に立っているのが、”伸びるやつで定期入れをズボンのベルトループに脱落防止”です。よく、自衛官が身分証の脱落防止をする際にするアレです。
”伸びるやつ”は、コイツです↓
コイツは、「コイルストラップ」っていう物らしいです。初めて知りました(笑)
転職して電車通勤をしていて知ったのですが、定期入れを普通にポケットに入れてるだけの人が多いですよね。転職して4カ月、電車で2回も他人の定期を拾って、駅員さんに渡しました。私もですが、電車の定期って6カ月分くらいのやつ買うと、10万超えますからね・・・。
”脱落防止”は、もっと普及すべきです!
2 アイロンがけ
しわしわのスーツを着ている人は、やはりあまり良い印象を与えません。また、ジャケットを脱いで、Yシャツになったときも同じです。戦闘服ほどパリッとアイロンがけ(いわゆる”プレス”)は必要ないものの、洗いざらし(洗って乾燥させただけの状態)のシワシワは良くありません。私は、毎日、Yシャツはプレスしたものを着て出勤しています。Yシャツのプレスも、容儀点検に合格するほどレベルは必要ないため、ササっとかける程度なので、そこまで時間を要しません。また、自分のだけでなく、子供達が幼稚園に着ていくシャツもアイロンがけしてるため、それを着ていく子供達の姿を見ると、なんだか清々しい気持ちです。(自己満です!)
3 靴磨き
これも容儀を清潔にするという意味あいではアイロンがけと一緒です。しかし、革靴の手入れをしている人となると、アイロンがけをしている人より、もっと割合が下がると思います。スーツやシャツはクリーニングに出しますが、革靴をクリーニングに出す人は少ないでしょう。電車では、革靴の先がズタズタのものを履いている人を見かけることがよくあります。私は、最低週に1回は、油性クリームをつけて手入れをしているので、鏡面みたいにピカピカとまではいかないものの、剥げや汚れは無いようにしています。
4 歩くことへの抵抗感のなさ
徒歩行進訓練等のたまものでしょうか、徒歩20分~30分程度なら、全然歩きます。目的地の近くに、バスや電車の更に最寄り駅があろうと歩きます。「ここの区間は、歩いたほうが早く着く」というようなことも結構あるため、役立ちます。これは、転職当初に職場の人からお使いを頼まれた時、目的地まで徒歩で往復すると、「えっ?!歩いて行ったの?」と驚かれることが数回あったため、経験が生きているな、と感じています。
以上、じみ~~に役立っているもの4選でした。