今年もつらいスギ花粉のシーズンが到来しました。
私も、スギ花粉のアレルギー持ちなので、この時期になると、薬を服用しないと自分の鼻水で溺れるかと錯覚するくらい鼻水が止まらなくなります。また、鼻をかみすぎて、鼻の下が切れたり鼻血が出たりと負の連鎖。目のかゆみで目をかいたら、目尻・目頭が切れて痛いと負の連鎖・・・。薬を飲んだら飲んだで眠くなる。もちろん死ぬまでには至りませんが、もう、どうしようもない状況に陥ります。
あなたは、このどうしようもないスギ花粉を克服できる夢のような治療法があることを知っていますか?
免疫療法の一種である「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」
どのような治療かと言うと、「スギ花粉のアレルゲンを摂取して、アレルギーが出ないように免疫を作りましょう。」という治療法です。
”毎日”、少しずつ、スギ花粉のアレルゲンを摂取していき、体を慣れさせていくものです。
そう、”毎日”、薬を服用するのです。どれくらい”毎日”かというと、医師からは3年以上が推奨されています。
とても根気のいる治療です。
実は、私も3年ほど前に、この治療法の存在を知り、舌下免疫療法を始めました。しかし、途中で断念してしまいました。というのも、私は、シダトレンという薬を服用していたのですが、これは、冷所保存が必要でした。当時、現役の自衛官だった私は、訓練で毎月、電気も使えない演習に参加しており、薬の保管・毎日の摂取が困難な環境におかれ、結局、途中で断念してしまいました。「再開しなきゃなぁ~」と漠然な気持ちを抱えて今に至ります。
自衛官から転職した今なら、薬の冷所保存・毎日摂取という制約も克服できそうです。
また、調べたら新しく「シダキュア」なる薬が販売されており、冷所保存の制約がなくなったみたいですよ!参考↓
2018年6月に発売された新薬で、製剤的な工夫により取り扱いが容易になった。また、シダトレン2000JAUと同力価の錠剤、および高力価の5000JAUを含有する錠剤の2規格が発売された。
患者にとって最も大きな改良点は、液剤から錠剤となり、室温保存が可能になったことである。シダトレンは冷暗所(2~8℃)で保管する必要があったが、シダキュアは室温保存が可能だ。
舌下の保持時間も短くなった。シダトレンが2分間であるのに対し、シダキュアは1分間と半分になった。なお、保持後は飲み込み、その後5分間はうがいや飲食を控えることとされているが、この点については変わらない。
適用年齢も大きく変わった。シダトレンは適用年齢が12歳以上となっていたが、シダキュアの用量・用法に適用年齢の下限は記載されていない。適切に舌下で薬剤を保持できる患者に対して使用する。5歳未満の使用については使用経験がなく、安全性は確立されていないが、インタビューフォームによれば、海外の報告では5歳未満と5歳以上で安全性プロファイルに差はないとされている。(参照元:DIonline「DIクイズ3:(A)シダトレンからシダキュアに変更された花粉症患者」)
シダキュアなら、現役の自衛官の方々も服用できますね。状況中も、隙間時間で服用できます!(気力があれば(笑))
最後に
舌下免疫療法は、とても3年以上の継続を要する&毎月、薬の処方と経過観察を受けるため通院が必要ととても根気のいる治療です。しかし、人生100年時代、毎年、あと何年間スギ花粉で苦しむと考えると、今の内に根気よく治療しいく方が将来の投資へとつながるのではないでしょうか。
ざっと費用的にも、長い目で見ると根絶治療の方が絶対にお得です。
<舌下免疫療法の場合>
3,000円/月✖3年(36カ月)=108,000円
<スギ花粉の時期に薬を服用し続ける場合>
余命が70歳、シーズンの薬代が5,000円くらいと仮定
5,000円/月✖70年=350,000円
その差20万円以上、かつ、3年継続したら効果により薬がいらなくなる可能性が高い!
私も、直ちに再開したいと思います。
また、余談ですが、ドラックストア等で花粉症の薬を買ったらレシートは取っておきましょう!確定申告で医療費控除のセルフメディケーション制度が使えるかもしれませんよ!
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